LET'S GET MY DOMAIN!
マイ・ドメイン取得計画講座



「船底さんのメールアドレスってなんで自分の名前なの?」

最近、メールをやり取りしている複数のNETTER(近頃はネットワーカーとは呼ばないようですね。確かにこっちのほうがスマート!)たちに続けて同じような質問をうけました。たぶんこれからも同じような質問がくると思いますのでこのページをまとめてみることにしました。
ここでは、マイドメインを持つ意義とかその取得方法とかをまとめていこうと思ってます。もっともズボラな私のやることなのでいきなりまとめてバーンと書いてしまうというのはチト難儀なので不定期連載講座という形式で随時書いたところから公開していこうと思ってます。ご容赦ください。


第1回

ドメインってなに?


私のメールアドレスは、nao@funasoko.net でカミサンのはyoko@funasoko.netです。このページを纏めてみようと思った「船底さんのメールアドレスってなんで自分の名前なの?」という質問は、おそらく@の後ろのfunasoko.netのことを指していると思われます。この@以降の部分を「ドメイン」と呼びます。

通常、ドメインはそのメールアドレスを使う人が所属している組織を指しています。
例えば、会社に所属するサラリーマンが仕事の道具としてメールを使う場合、会社名を指すドメインがついたメールアドレスが会社から貸与されます。
具体的には、funasoko@taiyo-keibi.co.jpなどです。
これで、「日本(jp)の大洋警備(taiyo-keibi)という会社(co)の船底(funasoko)さん」ということになります。
また、個人的にインターネットを使う場合はプロバイダや商用ネットワークサービスに加入し、そこから貸与されたメールアドレスを使うことになります。この場合は、funasoko@niftyserve.ne.jp とかになったりします。つまり、「日本(jp)のニフティサーブ(niftyserve)という商用ネットワークサービス(ne)を利用してる船底(funasoko)さん」という意味になります。プロバイダや商用ネットによってはfunasokoの部分はabc12345などのアルファベットや数字による会員番号みたいになってしまう場合もあります。
今あなたが使ってるメールアドレスはこのどちらかの形式ではないでしょうか。

ではドメインはどのように決まっていくのでしょうか。これは、ネットワークを利用する世界中の会社、団体、個人からの申請に基づいてきまっています。
申請先はINTERNICという団体です。INTERNICでは世界中の全てのドメインを統括管理しています(日本のJPNICはINTERNICの下部組織にあたります)。ここでは、複数の異なった組織に対し同一のドメインを発行しないよう厳密に管理されています。
これによりあなたメールアドレスはその組織の一員としてワールドワイドに認知されることになるのです。これがドメインの仕組みです。



マイ・ドメインを使う意味

前述の説明で組織の一員として認知されるドメインとメールアドレスの関係はお分かりいただけたでしょうか。
これは逆にいうと「組織あってのあなた」ということなのです。特に問題がない時はこれで構いませんが、これからの時代はそうでもなくなってきます。終身雇用制度の崩壊や長引く不況の中でのリストラ、あるいは積極的転職の時代の中で今や1社だけが自分の所属する会社という時代ではなくなってきています。会社を移れば当然それまで利用していたメールアドレスは前の会社に返却しなければならないのでメールアドレスも変わってしまいます。
プロバイダにしても同じです。厳しい状況の中、やむを得ずサービスを終了したり別のプロバイダと合併したり吸収したりされたりといったことは実際におこっています。大規模商用ネットだから安全ということでもありません。また、料金やサービス内容によってプロバイダを乗り換えた場合も当然メールアドレスは変わってしまいます。

これからの時代、ネットワークは今以上に生活の中に溶け込んでくることでしょう。メールアドレスの重要度もますます増してきます。そんな中、会社や利用するサービス依存したメールアドレスを使うのはなにかと不便になってくると思います。
また、実生活とネットワーク上の生活が密接にリンクしあうようになるこれからの時代に自分の立脚点が会社やプロバイダというのもいかがなもんでしょうか。

私は、自分の所属を明確にする唯一の組織は「家族」と考え、funasoko.netというドメインを取得しました。これが私のドメインです。このドメインは私自身が管理者なので、nao@funasoko.net というメールアドレスはどこから貸与されたものでもなく私自身のものとして会社やプロバイダに関係なく一生使っていくことができるのです。


次回は、マイ・ドメインを取得する方法についてまとめてみます。



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