待っててね、今年も行くよ宮古島。

1994年、1997年に続き3度目の宮古島遠征を今年も企てています。
これまでの経験に基づいて宮古についてまとめてみました。


FLIGHT

    JTA(日本トランスオーシャン航空)で直行便があります。
    直行便ですと本島経由便とは異なり、フライトスケジュールの具合が大変よく時間が無駄になりません。
    今年の場合だと、0725 羽田発で1025宮古着(9月出発)となります。したがって11時には ホテルにチェックインできます。また、帰りは、1855宮古発、羽田着2135となります。
    つまり遊びの旅行で一番無駄にしちゃいけない時間を有効に活用できるわけです。 終日移動の日がないというのは大いに魅力です。

HOTEL

    島内には宮古島東急リゾート、ブリーズベイマリーナ、アトールエメラルドと3つのリゾートホテルがあります。 過去2回はいずれもブリーズベイマリーナに泊まってますので、 他のホテルについてはわかりませんが、ブリーズベイマリーナは、市街地(港周辺)からちょっと離れていることと、東急リゾート ほど有名でもないので、なにかのんびーりしている雰囲気が気に入ってます。家族連れも そこそこいますのでチビがいてもあまり気になりません。
    泊まるなら本館を指定することをお勧めします。新館のほうには泊まったことはないですが、 新館は、オリックスが春季キャンプで利用するようになった際に用意されたため急拵えなのか安普請 らしいです。またフロントやレストランも離れているので使いにくいです。
    その他宿泊施設としては、ダイバー向けの民宿、ペンションがけっこうあるようですが、私は ダイバーじゃないのでそのへんの情報は持ちあわせていません。
EAT
    ホテル内のレストランは割高のうえ今イチですので食事はレンタカーやタクシーを使ってでも外にでる ことをお勧めします。安くてうまいもんを食べられるとこがいっぱいあります。

    宮古ソバ(ソーキソバの宮古バージョン)の古謝

      市場の斜め向かいにあります。最初はちょっと匂いが気になるかも知れませんが麺食い好きの方は 是非お試しください。この店は製麺工場も持っていて他の店やスーパー等にも卸しているそうです。

    海鮮料理の海の幸

      ちょっと贅沢して(といっても東京よりはるかに安い)イセエビはいかがでしょうか。お造りで 食べて残った頭で味噌汁を作ってもらいましょう。ガイドブックによくでている老舗の某レストラン より断然おいしいです。イセエビの味噌汁がおいしいのは当然のことですが、私の一押し汁はアバサー汁 です。アバサーとはハリセンボンというフグ仲間です。フグといっても毒はありませんのご安心を。 骨ごとブツ切りにしたアバサーをしゃぶるように食べるアバサー汁は絶品です。 その他のシャコ貝や夜光貝の刺身といったこちらではなかなか食べられないものもありますので一度試して みるのもいいかも知れません。

FOOTWORK

    これはもうレンタカーを借りることをお勧めします。旅行ガイドによればバスもあるらしいですが あまり見かけません。私の場合は、ホテルの隣にあるレンタカー屋さんで車を借りてあとは帰る日 まで借りっぱなしにしてます。 もっともトライアスロンで有名な島ですので体力自慢の方は自転車で過ごしてみるのもいいかも 知れません。

SPOT

    平良市立博物館

      規模はさほど大きくありませんが島の風土にマッチした美しいたたずまいの博物館です。宮古の自然 や歴史についてわかりやすく展示されています。市立の博物館としてはとても良くできた博物館と 感じられます。きっと熱心な職員の方がいるのでしょう。隣接する熱帯植物園も良いところです。

    張水御獄

      市役所のそばにある島内最大の霊場です。入り口に立つ巨木がいかにもそれらしさを感じさせます。 ガイドブックでは大抵紹介されていますが、観光スポットということではありません。 興味のない方には面白くもなんともない場所ですが、地元の方にとっては今でも大切な聖域かつ現役 の信仰の場ですので訪れる際は敬う気持ちを忘れずに。

    麻古山書房

      たぶん島内唯一の古本屋です。棚が見えないくらいに雑然と古本、雑誌がうず高く積まれてまるで 本に威圧されるような圧倒感があります。
      沖縄地方は知る人ぞ知る地方出版社の活動が盛んな地域でこちらでは入手しにくい本や雑誌が数多く 出版されています。 宮古島までいって古本漁りするというのもなんか変な話しですが私は毎回訪れてます。 南西諸島の釣りや漁に関するもの、土着信仰、民族伝承に関するもの、オキナワンコミックス等などを テーマに面白そうなものを探してきてます。いつも帰りのバッグが重いのはこのせいです、多分。

    宮古焼き窯元

      珊瑚礁からできた土で焼く渋味のある焼き物です。ガラス越しに作陶を見学することもできます。 直売もしてますので壷、皿など記念にいかがでしょうか。

    東平安名崎、西平安名崎

      それぞれ島の東西に位置する岬です。どちらも広角で美しい海が一望できます。どちらも風がとても 強いので帽子など飛ばされないようにご注意を。西平安名崎には風力発電の大きな風車が何本もたっておりちょっと不思議な風景です(風の谷のナウシカ みたい)。

    サトウキビ畑とウズラ

      島内をドライブしているとサトウキビ畑からウズラがピョコピョコとでてくるのに出くわします。 その姿はとても可愛いものです。時々車につぶされた死骸をみかけますのでドライブの際はウズラ に注意してくださいな。ちなみに宮古島はサンゴ礁が隆起してできているので他の島のようにハブ が生息していないためウズラが多いともいわれています。

    下里公設市場

      市場通りに中ほどに面してます(当たり前か)。島の胃袋がすべてわかる品揃えです。カツオや マグロがゴロンと通路に転がってたりします。魚も野菜も果物など置いてあるものがいかにも南国チック で見てまわるだけでも楽しいです。

    来間島西側プライベートビーチ

      いかにも沖縄っ!っていうようなゴミひとつない真っ白いビーチです。多分間違いなく過去に広告や CMでのロケで使われているハズです。波打ち際からサンゴが生息しており、シュノーケリングで エダサンゴ、テーブルサンゴやサンゴにつく魚、イソギンチャクたちが観察できます。 ただし、この辺一帯はプライベートビーチになっており、原則的に無断での立ち入りは禁止されて ますし、トイレ、シャワー、売店も一切ありません。私はホテル内のレジャーデスクでのオプショナル ツアーでいってきました。美しい宮古の中でも一押しのビーチです。

    海宝館

      地元の貝オタクのオジサンが作った世界の貝を集めた私立の博物館です。 ホラガービーチに降りる手前に昨年オープンしました。去年いった時はまだオープンして いなかったのでまだ訪れたことはありませんが、今年はいってみようと思います。 マニア、オタクも博物館までつくるとこまでいっちゃたらサイコーですよね。

FISHING

    本格的にやるならレコード級のジャイアントトレバリー(GT、地元での呼び名はガーラ)やキハダ マグロを狙うことができます。これは、チャーター船で沖合いのパオヤ周辺を攻めます。最近は 海のルアーフィッシングも盛んになっており、専門誌もでています。少ないですが宮古島のショップ、 釣船の紹介もでていますので興味ある方は直接問い合わせてみてください。
    ちなみに宮古島の場合、船は全て仕立て(チャーター)となります。地元の釣り宿で聞いたところ 乗合でやるほど客がいないからだそうです。地元の人は陸っぱりか半分漁師で船持ってる人だけな ので、となると観光客だけとなり、そんな気徳な人は早々いないそうです(そりゃそーだよなー)。 一部不確定情報では、乗合もあるそうなのでもう少しリサーチしてみようと思ってます。

    ちょっと遊ぶなら堤防での浮き釣りでアイゴ、フエフキダイ(タマン)なんかを釣ることができます。 ただし、昼間は暑いしあまり釣れません。ルアー竿があれば夕方から夜にかけては餌擬(エギ)を つけてアオリイカが狙えます。私はみていませんが2〜4K近いのがあげられるそうです。

    私の場合は、明るいうちは家族で遊んでいますので釣りはもっぱら夜と朝マズメとなります。
    釣り方はブッコミ仕掛けです。昨年は5泊中4晩やりましたが毎晩30cm級のタマンが5〜6匹 でました。引きも強く面白い釣りでしたので今年もこのスタイルでやろうと思ってます。釣り方は、 シーバス用のロッド2本とチョイ投げ用の竿の計3本を持っていき、これを距離、方向を変えて ならべてブッコんでおきます。オモリは20号程度の中通し、ハリスは1ヒロ(両手をひろげた長さ) で太さはカンケーないです。エサは冷凍サンマを使います。4〜5本をパックにしたものが釣り具屋 やスーパーで入手できます。これ現地で3枚におろしさらに半身を3等分くらいにして縫い差しに します。ハリはこれが付けられる程度のサイズのものを地元で購入します。
    あとは星をみながら寝っころんでオリオンビール片手にアタリを待つだけです。

    すっごく気持ちいーですよ!

    去年の思い出ですが、私が堤防の突端で上に書いたような釣りをしていたところ、50歳代の地元の 釣り人がやってきて、
    「隣でやらせてもらっていいですか?」と標準語でたずねてきました。
    その場で釣りしてるのは私だけだったので断る理由もないので
    「どうぞ、かまいませんよ」といったところ、
    おもむろにハンマーを持ち出し堤防に竿受けを固定し大型の両軸リールをつけた石鯛竿をセットし はじめました。そうです、地元の人は陸からもガーラを狙うんです。エサは夕方釣ったという40cm くらいボラの半身。ハリも私が釣ってるようなタマンじゃ口に入らないくらい大きいものです。
    「ガーラですか?」と私。
    「そう」とおじさん。
    「ゴッツイ仕掛けですねー。ここからもガーラが狙えるんですか?」
    「うん、運が良ければくるよ。こんな仕掛けだから当たればガーラ。当たんなきゃなーんもこない。 今年はまだおっきいのはあがってないけど、去年はここでも30キロがあがってるからね。今日は 一人だから、そんなんがきたら兄ちゃん助けてくれな。」
    結局、その晩ビッグガーラからの魚信はなかったけど、おじさんが用意してきたゴサに寝転んで 島酒をごちそうになりながら釣りの話しや島の話しを聞くという、すこぶる楽しい夜をすごしました。


以下、そのうち続く....


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    沖縄の釣り情報誌『おきなわ釣王国』

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